番号のプリントされたデザインの謎

ビブスプリント

ショップで、番号のプリントされたTシャツをよく見かけます。
よく考えたら、この番号って何か意味があるの?って思った事ありませんか?
ここではその謎について書きたいと思います。

教育界とスポーツ界という二つの世界からの要請

アメリカンフットボール

番号のプリントされたデザインは、Tシャツで1930年代に出始めました。
大学とスポーツという2つの世界から、ほぼ同時期に生まれたようです。

当時のある大学の授業中、学生にTシャツを貸し出した所、余りに返却率が悪かったため、
管理用の番号をTシャツにプリントしはじめたらしいです。
なぜそんなことがわかるのかというと、当時その大学に番号を付けてTシャツを納品した履歴が、
大手Tシャツメーカーに残っていたからです。
当時はプリントではなく、フェルトワッペンだったようです。

また、同時期に、スポーツ界で初めて、アメリカンフットボールが背番号を義務付けたと言わわれています。
アメリカンフットボールはポジションごとに細かいルールがあり、審判の判断のためには、
選手が背番号を付けている必要があったからです。
数字という機能をTシャツに組み入れる必要性から、番号がプリントされたTシャツが生まれたのですね。

ファッションとしての番号をプリントしたデザイン

カッティング転写

▲写真はイメージです。実際のチャンピオン社のTシャツのデザインではありません。

その後、1960年代に入り、チャンピオン社から初めて番号入りのフットボールTシャツが
発売をされることで、番号入りのTシャツはファッション性のあるデザインへと変わって行きます。

現代の番号がプリントされたデザイン

現代では、番号のもつ機能は、2つに大別されると考えていいと思います。
ひとつは、番号そのものとしての機能。
これはスポーツの場面で多くみられます。
ハンドボール、サッカー、バレーボールなど、背番号をプリントする必要のあるスポーツで
利用されることが多くあります。
アイテムの種類も1930年代よりも拡大され、Tシャツだけでなく、
ビブスへのプリントも盛んにおこなわれるようになりました。

バイクのビブス

もう一つは、デザインとして番号をプリントする場合です。
番号を入れたデザインは、ビンテージ感を感じさせてくれます。
昔の海外の大学名と共に、年号を数字で表現しているデザインのものもあります。

まとめ

番号がプリントされたデザインは、かわいくもあり、どこかなつかしさやレトロさを感じる時があります。
それは、心のどこかで、1960年当時の文化を感じているからかもしれませんね。

1960年代当時と現代とで大きく異なるのは、プリント方法の多様さだと思います。
当時は、フェルトワッペンという方法に限定されていましたが、現代では、
転写シートや昇華転写、シルクスクリーンなど様々なプリント方法から生地に最適な手法を
選ぶことができるようになっています。
もし、生地やナンバーの入れ方で迷うことがございましたら、
「試合で着るユニフォームとして背番号入りのチームTシャツが欲しい」
「練習の紅白試合で着るビブスとして背番号を入れてほしい」
など、使用される目的を、お気軽にpecheまでお伝えください。
最適のアイテムとプリント方法をご提案させていただきます。

アイテム一覧

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