オリジナル刺繍Tシャツ&エプロンのオーダーガイド

お店の名前やブランド名を入れたオリジナル刺繍Tシャツやエプロンは、その立体感と特別感からとても人気があります。
しかし、「他社でつくったんだけど、ちょっと仕上りがイメージと違ってて・・・」など、pecheに相談いただく事例も少なくありません。 どうすれば、後悔のない仕上がりになるのでしょうか?
本記事では、オリジナル刺繍でTシャツやエプロンをオーダーする際の失敗しないためのポイントをご紹介します。デザインの決め方から、素材の選定、プリントサイズに至るまで、役立つヒントが満載です。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
1.オリジナル刺繍Tシャツとエプロンの魅力

オリジナルデザインの刺繍を施したTシャツやエプロンなどのオリジナルグッズは、企業のプロモーショングッズ、ブランドから販売する商品用、スタッフユニフォームとして人気があります。
刺繍の質感や高級感は、受け取った人にインパクトを与えます。また、生地に糸を織り込むことでことでデザインを表現するため、洗濯や摩擦に強く、色褪せや剥がれが起きにくい傾向にあります。プリントの場合、プリント部分へのアイロンは厳禁ですが、刺繍の場合はアイロンをかけても大丈夫です。
このようなメリットの一方でデメリットもあります。 pecheには、毎月かなりな件数のTシャツやエプロン、ポロシャツへのオリジナル刺繍の問い合わせをいただきますが、実は、その中の9割が、刺繍からプリントに変更される傾向にあります。その理由は次の通りです。
2.オリジナル刺繍のデメリット

オリジナル刺繍のデメリットとして、まず挙げられるのは、「デザインの自由度が低い」という点です。プリントの場合は、最大40cm×40cmまたは30cm×30cmのサイズ内であれば、シルクスクリーンプリント、カラー転写プリントなどで自由にデザインの表現が可能です。
しかし、刺繍の場合は、刺繍型のサイズや刺繍糸の色に制限が出てきます。また、細い線や小さな文字、写真などのグラデーション、複雑な模様のあるデザインは難しく、プリントと比べ自由度が著しく制限されています。
次に、コストが高いという点です。 刺繍は、糸を生地に織り込むことでデザインを表現するため、デザインの大きさや複雑さ、糸で縫いつぶす部分の多さにより、手間と時間がかかります。この点がプリント加工よりもコストがかかってくる理由になっています。
ロゴなどは、会社や団体を象徴するものですので、わざわざ刺繍用に変更するわけにはいきません。このようにそもそも変更できないデザインの場合や、刺繍だと予算が合わない場合は、刺繍からプリントに切り替えるほうが得策と言えます。
プリント方法も、シルクスクリーンプリントやカラー転写プリントなど、pecheではデザイン内容を元に最適なプリント方法をご提案させていただいています。
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それでもオリジナル刺繍にこだわりたい方に、刺繍のコストを抑える方法について解説をします。
3.オリジナル刺繍のコストを抑えるには
刺繍代を抑えるためには、「デザインの大きさをできるだけ小さくし色数も抑えること」、「デザインをできるだけシンプルにすること」、「糸で縫いつぶす部分をできるだけ小さくすること」がポイントとなります。
また、注文数量を増やすことも1枚当たりのコストを抑える方法の一つです。ただ、注文数量を増やすと支払総額も増えますので、「総額を抑えたい」のか、「単価を抑えたい」のか、目的の整理も重要です。
4.刺繍デザインのポイント
オリジナル刺繍Tシャツやエプロンをオーダーする際、予め決めておくといいのが刺繍のデザインです。
次の3つのポイントを意識して刺繍のデザインを決めていきましょう
刺繍デザインの3つのポイント
できるだけシンプルに
先述しましたが、刺繍のデザインは、できるだけシンプルにする必要があります。
色の組み合わせや刺繍の細かさも重要です。刺繍は糸を使って模様を描くため、細かすぎるデザインは再現が難しくなることがあります。
そのため、シンプルかつインパクトのあるデザインが推奨されます。
色数はできるだけ少なく
使用する色は多すぎるとごちゃごちゃした印象になりがちです。基本的には2~3色以内に抑えると、まとまりのあるデザインになります。
デザインとカラー
デザインの配置も重要なポイントです。Tシャツやエプロンのどの部分に刺繍を施すかによって、全体のバランスが変わってきます。
例えば、胸元にロゴを入れる場合、サイズや位置が適切でないと見栄えが悪くなることがあります。実際に着用した際の見え方をイメージしながら、デザインの配置を決めることが大切です。
会社や団体のロゴの場合は、問題なく刺繍できるかプリント会社に相談しましょう。 修正すべき箇所や、対案を提案してくれるはずです。pecheでも相談は受け付けていますのでお気軽にお問い合わせください。
5.予算の設定とコスト管理
オリジナル刺繍アイテムをオーダーする際には、予算の設定とコスト管理が非常に重要です。
刺繍代は、刺繍したいデザインの大きさ、内容の複雑さによっても価格が大きく変わります。
プリント業者に見積を取る場合は、「①刺繍の大きさ」「②デザインの内容」「③デザインの色数(「青1色」など)」「④刺繍を入れたいウェアの種類(Tシャツやエプロン、ポロシャツなど)」を伝えることが大切です。
さらに、予算を設定する際には、追加費用も考慮しておくことが重要です。
例えば、サンプル作成費や配送費など、注文時には見えないコストが発生することがあります。全体の予算を見積もる際には、こうした追加費用も含めて考えることで、後からの予算オーバーを防ぐことができます。
どうやっても刺繍の予算が合わない場合は、プリントに切り替え、ネームタグでブランドのこだわりを表現する方法もあります。
6.ネームタグ
オリジナル刺繍Tシャツやエプロンには、織ネームタグやプリントネームタグを付けることで、一層オリジナリティが増します。
また、デザインや予算の制約で、刺繍をあきらめた人も、ネームタグで特別感を演出することも可能ですので一度検討してみるのもいいかも。
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7.まとめ
オリジナル刺繍Tシャツやエプロンを成功させるためのポイントについてご紹介しました。
これらのポイントを押さえながら、オリジナル刺繍アイテムを注文することで、満足度の高い仕上がりを実現することができます。
また、予算やデザインの制約から刺繍が難しい場合は、プリントに切り替えましょう。 刺繍は立体感や特別感はありますが、プリントには刺繍に劣らないインパクトある表現をすることができます。
何がご不明な点などあれば、お気軽に、メール(info@pechepri.com か 「お問い合わせフォーム」)、電話(tel.058-263-1672)かFAX(058-263-1625)にてお問い合わせお待ちしております。お気軽にご相談ください。
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