企業の地域清掃活動、オリジナルユニフォームの選び方

近年、CSR(企業の社会的責任)活動の一環として、社屋や周辺地域で積極的に清掃活動を行う企業が増えています。
「会社から総務課に、ユニフォームを手配するように言われた」
「どんな素材でどのようなデザインにしたらいいかわからない」
「どこに発注すればいいかわからない」
といった企業担当者からのお困りの声が、pecheに多く寄せられています。
そこで、これから新しく地域清掃活動を始める方に参考になるよう、活動で使うユニフォームの意義やオススメの素材、使い方などについてまとめてみました。
既に清掃活動をしている企業の方にも、改めてユニフォーム等、活動を見直すきっかけになれば嬉しいです。
Contents
- 1.地域清掃活動の重要性
- 2.清掃活動用にオリジナルユニフォームをつくる理由
- 所属意識とチームワークの向上
- 企業ブランドの認知向上
- 3.オリジナルユニフォームの素材選び
- 3-1.Tシャツ
- 3-2.ポロシャツ
- 3-3.ビブス(ゼッケン)
- 4.オリジナルユニフォームのプリントデザイン
- 4-1.プリント位置とサイズ
- 4-2.プリント内容
- 4-2-1.表裏に同じ内容を入れる場合
- 4-2-2.表と裏でデザインを変える場合
- 5.地域清掃活動のオリジナルユニフォーム事例
- 5-1.鉄鋼メーカー様の事例
- 5-2.環境保全コンサルタント様の事例
- 5-3.雑貨メーカー様の事例
- 6.オリジナルユニフォームをつくるには
- 7.コストと予算
- 8.まとめ
1.地域清掃活動の重要性
地域清掃活動が増え始めている背景には、企業のSDGsに向けた取り組みの高まりと、地域を含む社会貢献への意識の醸成があります。
地域清掃活動は、事業を営む生活・自然環境の改善につながり、地域の魅力向上に寄与します。
また、地域が綺麗になることで、放火や不審者侵入などの犯罪の抑止効果に繋がるともいわれています。
普段仕事をしていると、なかなか地域を意識する機会は少ないと思います。
清掃活動を通し、
「職場のある地域への愛着が深まり、仕事へのモチベーションに繋がった」
「日ごろから綺麗になるように心がけようと思った」
「職場の周辺住民の方と顔見知りになれ、挨拶をするようになった」
など、地域を思う気持ちが仕事へのモチベーションに繋がる声も多くあります。
ホームページやSNSで、社会貢献活動の実績を発信している企業も多く目にします。
企業のスタッフ一人一人が美化活動に努め、紳士的な姿勢をみせることで、以下に繋がります。
・消費者や顧客からの信頼
・企業や団体を知らない人たちへのブランド認知とイメージ向上
結果、社会的価値の向上に繋がります。
2.清掃活動用にオリジナルユニフォームをつくる理由
地域清掃活動におけるオリジナルユニフォームは会社や団体のロゴやスローガンなどをプリントすることが一般的ですが、その理由はなぜなのでしょうか。
pecheに注文いただく様々なお客様にヒアリングをしていくと、大きくは次の二つの理由にまとめられます。
オリジナルユニフォームの重要性
所属意識とチームワークの向上
社名をプリントしたお揃いのユニフォームを着て活動することで、スタッフの一体感や連帯感が高まり、所属意識とチームワークの向上に繋がります。
企業ブランドの認知向上
企業名やロゴの入ったユニフォームで清掃活動をすることで、周囲に、企業としての社会貢献活動への熱量の高さを伝えることができます。
また、統一的なデザインのオリジナルユニフォームを着て美化活動に努める真摯な姿勢は、消費者や顧客の目に好印象に映ります。
そして、企業や団体のことを知らない人たちにとっても、ブランドの認知とイメージの向上につながります。
上記を見ていくと、オリジナルユニフォームは、単に清掃活動用のユニフォームというだけのものではないことが分かります。
企業のブランディングにも繋がる非常に重要な意味合いを持っていると言えます。
3.オリジナルユニフォームの素材選び
オリジナルユニフォームの素材としては、年中使えるTシャツやポロシャツ、ビブス(ゼッケン)、そして寒い季節に活躍するブルゾンなどがあります。
例えば、CSRで環境保護に取り組む企業の場合、エコ素材のユニフォーム生地を採用したり、グリーンを基調とした色使いで、ブランドのメッセージをユニフォームに込め、参加者や地域の人々に価値観を発信することができます。
では、ユニフォームには、どんな素材があるのでしょうか。代表的なアイテムを見てみましょう。
オリジナルユニフォームの素材
・Tシャツ
・ポロシャツ
・ビブス(ゼッケン)
3-1.Tシャツ
一番オーソドックスなアイテムはやはりTシャツで、年中通して人気のアイテムとなっています。
色々な展開ができるメリットがあります。
他のイベントでも着たいハードユーザーの方には、着崩れのしにくい厚手で丈夫な素材のものがオススメです。
▶Tシャツ素材一覧
また、機能面でも幅広く対応可能です。
機能性の高いオリジナルTシャツの種類
<夏場の高温多湿な環境下でも快適に着用したい方へ>
▶ ドライ素材のTシャツ一覧
<ちょっと変わったフォルムが欲しい方へ>
▶ 【おすすめ1位】人や環境に配慮する企業のメッセージを伝えたい方へ
▶ 【おすすめ2位】5分袖・7分袖Tシャツ
▶ ポケット付きTシャツ
3-2.ポロシャツ
ポロシャツは、襟が付いているため、Tシャツよりもフォーマルな印象となり人気のアイテムの一つです。
デメリットとしては、Tシャツよりも色や機能性、サイズのバリエーションが少ない点ですが、王道のドライ機能や収納性抜群のポケット付きのフォルムなど、根強い人気を誇っています。
3-3.ビブス(ゼッケン)
地域清掃の作業中、すぐに業務に戻らないといけない場合、アウターとしてオリジナルユニフォームを着ていると着替えに手間取ってしまいます。
その点、ビブス(ゼッケン)は、個々のアウターの上から着用できるため、わざわざ着替える必要がありません。
また、サイズも大きめにつくられており、フリーサイズとなっているため、着回しに向いているのも人気の理由の一つです。
着用者のサイズを確認したり、各サイズの在庫数を把握したりする手間を省きたい方には、ビブス(ゼッケン)がオススメです。
ビブス(ゼッケン)の中でも、特に人気なのが不織布素材のビブス(ゼッケン)です。
企業のカラーに合わせて不織布の色も選べ、プリントも1色からフルカラーまでどんな色でも幅広く対応が可能です。
不織布ビブスには、「ポケット付き」と「ポケットなし」があります。
プリント内容がずっと変わらない場合は、不織布ビブス(ゼッケン)の「ポケットなし」がオススメ、
毎回、プリント内容が変わる場合や部署により内容を変えたい場合は「ポケット付き」がオススメです。
4.オリジナルユニフォームのプリントデザイン
オリジナルユニフォームのデザインについて、どのようなデザインがあるかというお問い合わせをよくいただきます。
ポイントとなるのは、
「どこにどのようなサイズでプリントするのか」
「何をプリントするのか」
の2点です。
4-1.プリント位置とサイズ
プリント場所には、「表面」と「裏面」があります。
そのため、プリントする位置のバージョンとしては、「表面だけ」「裏面だけ」「表裏両面」の3種類に分けられます。
地域清掃用のユニフォームということで、前傾姿勢で作業を行うことが多いため、 左のように「裏面だけ」のプリントを採用されるパターンもありますが、ほとんどは「表裏両面」のデザインを採用いただくことが多いです。
地域清掃用のユニフォームということで、前傾姿勢で作業を行うことが多いため、 左の左図はスペースの関係上、左胸に入っていますが、左胸に入れる場合は縦10cm×横10cmくらい、背中や正面に大きく入れる場合は、縦20cm×横30cmくらいが目安となります。
4-2.プリント内容
プリント内容としては、企業名、ロゴ、キャッチコピー、キャラクターが一般的です。 地域清掃のイベントなどでは、スポンサー企業のロゴを入れる場合もあります。
デザインパターンとしては、まず、表裏両面に同じ内容を入れるのか、表面と裏面でデザインを変えるのかを決めましょう。
4-2-1.表裏に同じ内容を入れる場合
表裏両面に同じ内容を入れる場合は、入れたい企業名やロゴなど、全ての情報を両面に入れることになります。
ビブス(ゼッケン)は、レイアウトよりも視認性(見やすさ)を重視される傾向があるため、正面に大きくデザインすることが多いです。
4-2-2.表と裏でデザインを変える場合
表面と裏面のデザインを変えることで、オリジナルユニフォームのデザインに動きが生まれます。
例えば、表面には企業ロゴのみ、裏面には企業ロゴと社名、キャッチコピーを入れるパターンです。
データ上、1mm以下の幅の線は、本番のプリントの際に潰れてしまう危険がありますので、心配な場合はプリント業者に確認をすることをオススメします。
5.地域清掃活動のオリジナルユニフォーム事例
実際にオリジナルユニフォームとして採用いただいている事例をご紹介します。
5-1.鉄鋼メーカー様の事例
大手鉄鋼メーカー様のオリジナルユニフォームとして、「リサイクルペットボトルTシャツ」を採用。
「リサイクルペットボトルTシャツ」は、1枚当たり、11.2本の500ml排気ペットボトルからつくられているTシャツで、地球温暖化を防ぐため、CO2などの温室効果ガス排出を減らすカーボンオフセットの取り組みにもなるTシャツです。
地域清掃を始め、様々な社会貢献活動に着用し、企業の環境に配慮する姿勢を発信しています。
5-2.環境保全コンサルタント様の事例
月に一回の地域清掃活動用のオリジナルユニフォームとして、「不織布ビブス(ゼッケン)」を採用。
「Yシャツや作業着の上から全社員が統一的に着用できるもの」というオーダーがあり、フリーサイズのビブス(ゼッケン)の採用となりました。
5-3.雑貨メーカー様の事例
インテリアショップや雑貨ショップに仲卸をしている雑貨メーカー様。
毎週1回月曜日に、各課に別れ地域清掃活動を実施されています。
地域清掃活動のユニフォームとして、自然環境や生物に影響をおよぼす農薬や化学物質を3年以上全く使用しない農地で有機栽培された「オーガニックコットンTシャツ」を採用。
地域清掃だけでなく、顧客のショップのイベントのお手伝いの際にもスタッフユニフォームとして着用し、企業メッセージの発信に役立っています。
6.オリジナルユニフォームをつくるには
オリジナルユニフォームをつくるには、まずはプリント業者選びからスタートです。
では、プリント業者選びに失敗しないためにはどういう点に気を付けたらいいのでしょうか。
プリント業者選びのポイント
プリント業者選びで注意すべきポイントは次の2点です。
①自社でデザインからプリントまで一貫制作ができること
②ポケット付き加工など、付属の加工に対応していること
依頼したプリント業者が、海外の工場にオーダーしていて、「価格が途中で変更された」「納期が大幅に変更になった」などトラブルを経験された方もいらっしゃると思います。
不要なトラブルに巻き込まれないためにも、小回りの利いた対応をしてもらえるプリント業者選びをお勧めします。
プリント業者が確定したら、業者さんに次の4点を伝えてください。
「企業カラー」
「ユニフォームの用途」
「プリント内容(ロゴ、社名、キャラクターなど)」
「ユニフォームに込めたい条件(機能性、素材)」
きっと様々な提案をしてもらえると思います。
7.コストと予算
オリジナルユニフォームの作成にかかるコストは、プリントの色数、サイズ、数量によって大きく変わります。
フルカラーと単色の場合ではプリント方法が異なるからです。
<フルカラーの場合>
フルカラーの場合、「シャツ代」と「プリント代」に大別されます。
数量やユニフォームの加工によって異なりますが、1枚あたり、2000円~4000円程度が一般的なコストになるかと思います。
<単色の場合>
単色の場合、シルクスクリーンプリントが一般的です。
その場合は、「シャツ代」「プリント代」に加え、「製版代」が必要となります。
8.まとめ
今回取り上げた内容以外でも、地域清掃活動用のオリジナルユニフォームのことでご不明な点があれば、何でもお気軽にpecheまでお問い合わせください。
経験豊富なスタッフが皆様のお悩みに対応させていただきます。
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