ポリエステル100%Tシャツの魅力をプリント屋が徹底解説!

ポリエステル100%の生地のTシャツやポロシャツは、軽やかな着心地と優れた耐久性から、さまざまなシーンで利用されています。
一方で意外に知られていないのが、ポリエステル100%の生地の注意点。選ぶ際にも配慮が必要なポイントも存在します。
本記事では、ポリエステル100%の生地の特性や洗濯方法、さらには快適な着用感を保つためのヒントを徹底解説。ポリエステル100%のTシャツやポロシャツをより深く理解するきっかけとなれば幸いです。
ポリエステル100%のTシャツとポロシャツの魅力
ポリエステルは合成繊維の一種であり、石油を原料として作られています。他の生地より優れた特性が3つあるといわれています。
ポリエステル100%の3つの魅力
①高い耐久性
まず、ポリエステルは非常に強い繊維で、摩耗や引っ張りに対して高い耐性を持っています。頻繁に洗濯しても形状が崩れず、シワができにくいため、長期間使用しても清潔で美しい状態を保つことができます。
また、色落ちも少なく、比較的熱に強く、日光による劣化もあまりないと言われています。頻繁に使用されるTシャツやポロシャツにも最適な素材と言えます。
実際、繊維製品の試験検査を実施している一般財団法人ニッセンケン品質評価センター(Nissenken)のホームページには、生地の変退色(熱や湿度、光などにより色が抜けたり変色すること)について、ポリエステル(化学繊維)と綿や麻素材とを比較実験した実験データが記載されています。その結果によると、
〇変退色の品質事故は、綿や麻、レーヨンなどセルロース系繊維が多く、合成繊維の事故は少ない。
〇変退色の原因は、日光、塩素、ガス、汗など多くの影響が考えられる。
一般財団法人ニッセンケン品質評価センター「色の変化~変退色その1~」より引用
とまとめられています。
つまり、一般的に、染料で染められた生地は、日光や汗など色々な外的要因で色が抜けることで知られていますが、ポリエステル(化学繊維)生地は、綿や麻の素材に比べ、その影響が少ないということが検証されています。
②着心地の良さ

次に、ポリエステル100%の繊維は非常に細かく、肌に優しくフィットします。また、非常に軽量で柔軟なため、着心地の良さに定評があります。これにより、活動的な場面でも快適に過ごすことができるため、スポーツウェアとしても広く利用されています。
③吸汗性と速乾性
ポリエステル100%のTシャツやポロシャツの大きな魅力のひとつに、吸湿性と速乾性があります。これらの特性は、特にスポーツやアウトドア活動において重要です。
ポリエステル100%の生地は、汗を素早く吸収し、繊維内部に留めることなく外部へ放出します。これにより、肌が常に乾燥した状態を保ち、汗による不快感を軽減します。また、この特性は肌の健康にも寄与し、汗による肌トラブルを防ぐ効果があります。
また、ポリエステル100%の生地は、洗濯後の乾燥時間を短縮するため、忙しい日常生活においても非常に便利です。特に梅雨の季節や湿度の高い環境では、その速乾性が大きな助けとなります。ポリエステル100%のTシャツやポロシャツは、その吸湿性と速乾性により、快適な着心地を提供するアイテムです。
お手入れ方法と洗濯の注意点
上記のようなポリエステル100%のTシャツやポロシャツの特性を長期間保つためには、適切なお手入れ方法を知ることが重要です。
まず、洗濯の際には、洗濯表示に従うことが基本です。ポリエステル製品は一般的に洗濯機で洗うことができますが、温水ではなく冷水で洗うことが推奨されます。これにより、繊維の劣化を防ぎ、色落ちを防ぐことができます。Tシャツやポロシャツにプリントがしてある場合は、洗濯ネットに入れて洗うことで、プリント面の劣化を防ぐことができます。
乾燥の際には、自然乾燥を選ぶことが最も良い方法です。ポリエステルは速乾性が高いため、短時間で乾燥しますし、梅雨の時期は室内干しでも充分乾きます。
ポリエステル100%のTシャツ

sp47 ドライアスレチックTシャツ
透けにくいしっかり感のあるポリエステル100%Tシャツ。

sp05 ドライTシャツ
王道の一番人気。カラーバリエーション豊富なポリエステル100%Tシャツ。

sp20 インターロックドライTシャツ
薄手ながら滑らかで抜群の伸縮性のポリエステル100%Tシャツ。

sp49 インターロックドライ長袖Tシャツ
「sp20 インターロックドライTシャツ」の長袖バージョン。

sp50 ドライVネックTシャツ
首回りがすっきり見えるポリエステル100%Tシャツ。

sp38 インターロックノースリーブ
ポリエステル100%のノースリーブシャツ。

sp19 ドライロングスリーブTシャツ
「sp05 ドライTシャツ」の長袖バージョン

sp17 ドライベースボールTシャツ
ベースボールユニフォーム風のポリエステル100%Tシャツ。
その他のポリエステル100%のアイテム

sp03 ドライハーフパンツ
ポリエステル100%のハーフパンツ。

sp04 ドライメッシュビブス
ポリエステル100%のメッシュ素材のビブス(ゼッケン)。
環境への影響とサステナビリティ

ポリエステルは合成繊維であり、その製造プロセスには石油化学製品が使用されます。この点において、環境への影響が懸念されることがあります。実際、ポリエステルの製造には大量のエネルギーが必要であり、また廃棄された際には分解されにくいため海洋汚染の原因にもなります。
最近では、そうした環境への負荷を軽くすべく、リサイクルポリエステルの使用が増えてきています。リサイクルポリエステルは、使用済みのポリエステル製品を再利用して新たな繊維をつくる方法であり、環境への影響を軽減する取り組みのひとつです。これにより、石油資源の使用を減らし、廃棄物の量を減少させることができます。

工程としては、廃棄ポリエステル素材をフレーク状にし、ペレットと呼ばれる細かい粒を経て繊維糸をつくります。
サステナビリティの観点からは、リサイクルポリエステル製品を選ぶことが推奨されます。また、製品の長寿命を考慮した選び方や使用方法も重要です。ポリエステル100%のTシャツやポロシャツを選ぶ際には、環境への影響を考慮し、持続可能な選択を心掛けることが求められます。
ポリエステル100%のリサイクルTシャツ

t43 リサイクルペットボトルTシャツ
「pol18 リサイクルペットボトルポロシャツ」のTシャツバージョンです。

t44 リサイクルポリエステルTシャツ
機能性の高いリサイクルポリエステルTシャツです。
ポリエステル100%のリサイクルポロシャツ

pol18 リサイクルペットボトルポロシャツ
「pol18 リサイクルペットボトルポロシャツ」は、「pol19 リサイクルペットボトル長袖ポロシャツ」の半袖版で、廃棄されたペットボトルを再利用してつくられたドライポロシャツです。1枚当たり、12.8本の500mlペットボトルからつくられています。廃棄ペットボトルにより深刻化した海洋汚染問題に貢献できるSDGs向けポロシャツです。

pol19 リサイクルペットボトル長袖ポロシャツ
「pol19 リサイクルペットボトル長袖ポロシャツ」は、「pol18 リサイクルペットボトルポロシャツ」の長袖版で、廃棄されたペットボトルを再利用してつくられたドライポロシャツです。1枚当たり、15.1本の500mlペットボトルからつくられています。廃棄ペットボトルにより深刻化した海洋汚染問題に貢献できるSDGs向けポロシャツです。
ポリエステル100%のリサイクルジャケット

bl17 リサイクルペットボトルストレッチジャケット
両袖に反射テープがついており、左胸、右胸含め全8ポケットを実装したリサイクルジャケット。
ポリエステル100%でオリジナルプリントTシャツをつくろう!
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