クラスTシャツのデザインアイデアと作成ガイド:思い出に残る一枚を手に入れよう!

クラス全員でお揃いのTシャツをつくるクラスTシャツ。つくる過程は、みんなで色々相談したり楽しいのですが、一方で、生地やデザインで悩んでなかなか前に進んでいかないのも、クラスTシャツあるあるとも言えます。
この記事では、ユニークで個性的なクラスTシャツのデザインアイデアや、効果的な作成手順をご紹介します。たくさんの選択肢から、自分たちの思いを表現する一枚を手に入れましょう。
Contents
- クラスTシャツの重要性
- クラスTシャツのデザインの決め方
- ①理想とするクラスTシャツのイメージ写真を集める
- ②クラスみんなで話し合う
- 人気のデザインスタイル
- 色の選び方と意味
- フォントの種類
- 素材とプリント方法
- デザインツールの紹介
- プリント業者の選び方
- クラスTシャツを作る際の注意点
- まとめ
クラスTシャツの重要性

クラスTシャツとは、学園祭や文化祭、体育祭などのイベント時に、クラスの仲間とつくるお揃いのTシャツをいいます。クラスTシャツという言い方をしていますが、ポロシャツの場合もあります。
イベントや行事の際にクラスTシャツを着ることで、クラスメイトとの一体感を感じることができ、共通の思い出を共有することができます。特に文化祭や卒業シーズンなど、特別な場面での着用は、学生生活の一ページを彩る大切な要素となります。
また、クラスTシャツの作成過程自体が、クラスメイト同士のコミュニケーションを深める機会となります。デザインのアイデアを出し合い、意見をぶつけ合いながら一つの作品を作り上げる過程で、協力し合うことの大切さや達成感を味わうことができるでしょう。こうした経験が、クラスの絆を一層強固なものにしてくれます。
クラスTシャツのデザインの決め方

では、クラスTシャツのデザインって、一般的にどうやって決めていくのでしょうか。特に決まりがあるわけではありませんが、いきなりクラス全員に「どういうデザインが良いと思いますか?」と質問をしてもなかなか意見は出ないことが多いようです。
そんな時、オススメな方法が、デザインのイメージ写真みんなで持ち寄って、それに対してクラス全員で意見を言い合ったり投票したりして決める方法です。
【オススメ】デザインの決め方の流れ
①理想とするクラスTシャツのイメージ写真を集める

例えば、PinterestやInstagramなどのソーシャルメディアを活用すれば、クラスTシャツの様々なデザインを見つけることができます。トレンドや他にはないオリジナリティ溢れるデザインが見つかるはずです。
イメージ写真はみんなで持ち寄ってもいいですし、中心となる数人でピックアップしてもOK!ある程度集まったら②へ。
②クラスみんなで話し合う

どのイメージが良いか、イメージ写真を元に、クラスメイトみんなで話し合いましょう。ここでのポイントは、意見が出る出ないは別として、「クラス全員に意見を聞く」ということです。
クラス全員の意見を言う場をつくることで、「クラスTシャツづくりに関わった」という思いを共有できます。そして、その案を元にアンケートや投票を実施して、みんなの意見を集約できればOKです。
人気のデザインスタイル
クラスTシャツのデザインは、できるだけ他のクラスと被りたくありませんよね。学校によっては先生の方で、デザインが重複しないように調整をしている学校もあるようです。
この時ポイントになるのが、「クラスならではのものを取り入れる」ということです。 クラス番号、一人一人の名前やイニシャル、演劇のタイトルやイラスト、クラスの一年間の目標や、学校のシンボルや校訓などをデザインに取り入れることで、よりそのクラスらしさを感じるTシャツに仕上げることができ、他のクラスと差別化を図れます。
pecheで人気のレイアウトを中心にデザインの事例をまとめてみました。
人気のデザイン
①イニシャルやニックネームを入れる

イニシャルやニックネームを入れるパターンが特に人気です。担任の先生の似顔絵を大きく入れるとみんなで盛り上がれたりできます。サプライズで先生にプレゼントをされるクラスもあり、それも後でいい思い出になったりします。
イラストは美術部員さんや絵の得意な人にお願いして描いてもらいましょう。その方が手づくり感のあるクラスTシャツになるため、お金を払ってプロにお願いするよりもオススメです。
イラストを入れる時の注意点は、イラストの線をできるだけ濃く、太めに書くということです。詳しくは事前にプリント業者さんに聞いてみましょう。丁寧に教えてくれると思います。
②おもしろデザイン

ちょっとクスッとなるおもしろデザインも人気です。
よく、有名飲料メーカーのロゴマークの一部を変えたものや、ブランドロゴを改変したデザインを希望されることがあります。パロディと呼ばれるこうしたデザイン手法は、著作権に違反する危険があり、クラスTシャツとしてはあまりオススメしていません。
私達プリント業者は、日常的に色々な公式グッズも手掛けており、依頼いただくクラスTシャツも、それと同等の高いクオリティで仕上がります。着用して歩いていると、公式とのコラボグッズかと誤認されてしまう危険もあり、元のブランドにご迷惑をおかけしてしまう可能性があるからです。
③アート系
アート系の専門学校の学園祭Tシャツなど、毎年美術部員さんが中心となって手描きのイラストをご用意いただきそれをクラスTシャツしたいとご依頼いただきます。
手書き風のタッチは、Tシャツのデザインとの相性が抜群で、手書きならではの印象の柔らかさや、太さが均一でないからこその味わいがあってとても素敵です。
線の太さやタッチなど、事前にプリント業者に相談するようにしましょう。アドバイスや最適なプリント方法の提案をしてもらえます。
色の選び方
クラスTシャツは、2つの色を選ぶことになります。一つは、Tシャツの色、もう一つはプリントの色です。
プリントデザインをはっきり見せたい場合、濃い色のTシャツに白1色プリント、または、薄い色のTシャツに濃いめの色1色プリントがオススメ。色がバチッと決まって、インパクトが強くなります
逆に、デザインのテキスト文字は装飾にすぎないので、書いてある内容まで判別できなくてもいいという場合は、背景と同系色を使用します。特に、濃いめの背景に背景と同系色の色でプリントするとそのイメージで仕上がります。
フォントの種類
フォントには様々な種類があり、それぞれ異なる印象を与えます。デザインのテーマやクラスの雰囲気に合ったフォントを選ぶことが重要です。代表的なフォントをご紹介します。
代表的なフォント
①ゴシック体

最も基本的なフォントの一つで、見出しなど重要なポイントで使われるフォントです。端が角張っている角ゴシック体と、端が丸くなった丸ゴシック体があります。
ゴシック体の良さは、大きいサイズで使用際、視認性が高く目立つというところです。親近感や安定感を感じる人気のフォントです。
※フォントのメーカーによって、若干形が異なります。
②手書きフォント

手書きっぽい書体を使うと、かわいいポップなイメージに仕上がります。
女性には人気なフォントですが、男性には嫌がられる可能性もあるので、意見をしっかり聞きましょう。
※フォントのメーカーによって、若干形が異なります。
③筆フォント
和風にしたいときは筆フォントが人気です。
人気漫画で採用され話題となったフォントです。
※フォントのメーカーによって、若干形が異なります。
④明朝体

美術のレタリングでおなじみのフォント。多選に比べ横線が細い特徴を持ちます。
読みやすいため、新聞や書籍、教科書で好んで用いられます。繊細で上品なイメージの書体です。
※フォントのメーカーによって、若干形が異なります。
素材とプリント方法
Tシャツの素材は、クラスTシャツで人気なのは、「t01 ヘビーウェイトTシャツ」「t02 ライトTシャツ」「 sp05 ドライTシャツ」 となっています。違いは素材感と厚みです。
商品名 | 生地の素材 | 生地の厚み | 価格 |
---|---|---|---|
t01 ヘビーウェイトTシャツ | 綿 | ◎ | 比較的お値打ち |
t02 ライトTシャツ | 綿 | △ | 安い |
sp05 ドライTシャツ | ポリエステル | ○ | 比較的お値打ち |
プリント方法は、シルクスクリーンプリントかワンポイントカラー転写のどちらかが一番多いです。
シルクスクリーンプリントは、発色が良く耐久性に優れているため、長期間使用するTシャツに適しています。ただし、グラデーションやフルカラーのデザインには向かない場合があります。デジタルプリントは、グラデーションのあるデザインやフルカラーに対応できるため、写真やイラストなど自由度の高いデザインが可能です。
デザインツールの紹介

クラスTシャツのデザインを行う際には、便利なデザインツールを活用することができます。まず、Adobe IllustratorやPhotoshopなどのプロフェッショナルなデザインソフトウェアは、多機能で高度なデザインが可能です。これらのツールを使えば、細かいディテールまでこだわったデザインを作成することができます。ただし、使いこなすには一定のスキルが必要です。
次に、CanvaやCrelloなどのオンラインデザインツールもおすすめです。これらのツールは直感的に操作でき、豊富なテンプレートや素材が揃っているため、デザイン初心者でも簡単にクオリティの高いデザインを作成することができます。無料プランでも多くの機能が利用できるため、コストを抑えたい場合にも適しています。
さらに、Tシャツデザイン専門のツールもあります。例えば、「「tococoto~とここと~」などのサービスは、Tシャツのデザインから注文まで一貫して行えるプラットフォームを提供しています。これらのサービスを利用すれば、簡単にオリジナルのクラスTシャツを作成することができます。

デザインツールを上手に活用することで、時間と手間を省きながら高品質なTシャツを作り上げることができます。
プリント業者の選び方

クラスTシャツを作成する際には、注文先の選定も重要です。まず、地元のプリントショップを利用する場合、直接打ち合わせができるプリント業者を選びましょう。面と向かって説明した方が、細かな要望を伝えやすいというメリットがあります。また、生地やプリントの見本も手に取って確認ができるのも安心感がありますよね。
一方、オンライン注文も便利です。オンラインショップは、豊富なデザインテンプレートや素材を提供しているため、自分たちのアイデアを簡単に形にすることができます。ただ、クラスTシャツのプリントの事例を豊富にもっている業者の方が対応が慣れていますので、オンラインショップをチェックして、クラスTシャツについての説明がしっかりとされているプリント業者を選ぶことをオススメします。
あと、最近多いのが、信頼性の低い業者や、海外の業者に依頼したために発生する納期遅れです。独立行政法人国民生活センターは下記のように注意を呼び掛けています。
・学校に置いてあったパンフレットを見てクラスTシャツを注文したが、文化祭当日になっても届かず、連絡も取れない。
・事前に代金を支払ったにもかかわらず、約束した日にクラスTシャツが届かず、連絡も取れない。
・カタログから選んだデザインのクラスTシャツを注文したら、「税関で没収された」と連絡があり、文化祭で使用できなかったうえ、原価代も請求された。
・SNSのカタログを見てクラスTシャツを注文後、「著作権の関係でロゴとエンブレムを使用できない」と言われ、キャンセルしたいが応じてもらえない。
独立行政法人国民生活センター「体育祭・文化祭の当日になっても届かない!?”クラT”トラブルに注意」より引用
国内のプリントショップでも、外注先として海外の業者に発注しているパターンも多くあります。その場合は、納期遅れの場合の補償についてもしっかり確認をしておきましょう。
クラスTシャツを作る際の注意点
クラスTシャツを作成する際には、いくつかの注意点を押さえておくことが重要です。
【要チェック!】クラスTシャツをつくる注意点
①デザインの著作権
インターネット上で見つけた画像やフォントを無断で使用するのは避けましょう。著作権侵害となる可能性があります。必ず使用許可を確認するか、自分たちでオリジナルデザインを作成することをオススメします。
また、企業やアニメのロゴの改変(オマージュ)をする場合は、著作権法上の問題が発生する場合があります。もし問題になったときに責任問題はどうなるかなど、しっかりと対応してくれる業者選びをしましょう。
②予算管理
次に、予算管理も大切です。クラスTシャツの作成には、プリント費用、素材費用などがかかります。予算をオーバーしないよう、事前に見積もりを取り、計画的に進めることが必要です。
特に大人数の場合、一人あたりの負担額が増えないよう、コストを抑える工夫が求められます。そのあたりも含め気軽にそして丁寧に相談に乗ってくれるプリント業者を選びましょう。
③みんなで相談
全員の意見を尊重することも重要です。デザインや色、メッセージを決める際には、クラスメイト全員が納得できるよう、アンケートや投票を実施するなどの方法を取り入れましょう。
一部の意見だけで決定すると、不満が残る可能性があります。全員が満足できる一枚を作るために、コミュニケーションを大切にしながら進めることが成功の秘訣です。
まとめ
今回取り上げた内容以外でも、クラスTシャツのことでご不明な点があれば、何でもお気軽にLINEかメール(お問い合わせフォーム)にてお問い合わせください。
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その他の関連ページ
下記ページもご参照ください。