オリジナルTシャツを自作する方法
オリジナルTシャツをつくるには、pecheのようなオリジナルTシャツプリントショップに注文を出す以外に、
自作するという方法があります。そのいくつかをご紹介したいと思います。
その1 PCでデザインを作成・出力し、アイロンで転写プリントする
各メーカー対応の専用転写シートが販売されていますので、それを使用すると非常に安く作れます。
レーザープリンター対応のものは少なく、インクジェットプリンター対応のものが多いです。
シートにより、対応するTシャツのBODYの色が異なるため注意が必要です。
黒色や濃色対応のもの、白色や淡色対応のものなどBODYの色に応じて使い分けをしましょう。
その2 手書きイラストを、アイロンで転写プリントする
pecheでは、手書きのデザインをプリントする用紙の販売をしています。
お子さんの書いた絵をTシャツにしたいなど、手書き原稿で自作Tシャツをつくりたい場合にお奨めです。
⇒オリジナルTシャツを自作できるキットとは?
◆下記動画でTシャツ自作キットを紹介しています。
「クレヨンで描いた絵を、オリジナルTシャツ自作キットをつかってTシャツにしてみた」
動画ではヘビーウェイトTシャツを使用しています。
⇒ t01 ヘビーウェイトTシャツ
その3 簡易プリント機材を購入しシルクスクリーンプリントする
メーカーから、小型のプリント機材が販売されています。
大体、3万円前後で一式手に入れることができるのではないでしょうか。
実際にTシャツを自作している感は非常にあり、達成感もあるので挑戦してみる価値はあります。
「シルクスクリーンプリントの方法」のページにも記載させていただいていますが、
シルクスクリーン印刷の場合、製版という工程は欠かすことはできません。
製版機も別途購入するか、当社に相談いただければ、製版作業だけお受けすることも可能です。
問題点としまして、こまめに機材のメンテナンスが必要になります。
インクも乾燥していきますので、オリジナルTシャツをプリントする頻度が少ない方には、あまりオススメできません。
◆簡易プリント機材「Tシャツくん」を実際に使ってみました
その4 布用ペンやスタンプを使いTシャツに直接イラストを描く
まず、布用のペンとインクで描く方法ですが、普通のペンで描くのと比べ、にじみにくく耐久性に優れています。
描いた後、アイロンをかけるとグッと耐久性が上がります。
ペンによっては、太字・細字のツインタイプもあるので、用途によって使い分けることができます。
チャコペンなどで図柄(ずがら)を布地に写し、布ペンで色付けすると簡単にデザインが描けます。
また、手芸用品店には、アイロンの熱で圧着する布地も市販されています。
結構かわいい絵柄もあったりして、動物やいろいろな形に切り抜いてアイロンで圧着させるのも楽しいです。
下の動画で、市販されているいろいろなグッズを具体的に紹介していますので、
気になった商品があったら、是非、色々チャレンジしてみてくださいね!
◆スタッフおススメの自作Tシャツをつくる方法を動画にまとめてみました
◆自作Tシャツプリントで失敗しないアイロンの選び方
自作Tシャツに最適なアイロンについてまとめてみました。
実は最新のアイロンは、プリントには不向きだったりします。
詳しくは下記の動画をご参照ください。
オリジナルTシャツを自作する時と自作後の注意点
注意点1 アイロンでプレスする際には、アイロン台を使わない方がいい
プレスをするとき、上方向から力を入れアイロンをかける必要があります。
この力が弱いと後でプリントがはがれてきてしまいます。
アイロン台は表面が柔らかいため、力が逃げてしまうからです。
コタツの天板など、硬い板などの上でアイロンのプレスをすることをお奨めします。
注意点2 プレスする温度に注意
アイロンでプレスするときには、温度が低すぎるとくっつきが悪くなり、温度が高すぎると焦げて茶色くなってしまいます。
取扱説明書を見ながら、生地の素材に注意しながらプレスをする必要があります。
アイロンの温度は、アイロン本体の充てる場所により温度が変わるため、
当てる場所を常に変えてプレスすることをお奨めします。
注意点3 余白は出来るだけ少なくなるように
プリントされていない部分はシートの材質上、完全な透明ではなく半透明となっています。
余白部分はカットしてからプリントすると、よりきれいに仕上がります。
注意点4 Tシャツの生地によってくっつきにくいものもある
撥水加工のしてある生地の場合、うまくくっつかない場合があります。
事前に対応する生地について確認をする必要があります。
注意点5 完成後、洗濯する時は、直接のアイロンがけは禁止
直接アイロンがけはできません。必ずプリント面に当て布をしアイロンがけをする必要があります。
オリジナルTシャツを自作する時と自作後の注意点
その1 クラスTシャツや、イベント用など、数が多い場合にはコストアップになる
数が多い場合は、自作だとコストアップとなります。
ただ、思いは込められるので、手間もお金もかけたい場合には自作をお奨め致します。
その2 クオリティ
現在の転写シートのメーカーにもよりますが、最近はシートの精度が向上してきていますので、
数回の洗濯で剥がれたり色落ちしたりすることはまずありません。
しかし、pecheのようなオリジナルTシャツのプリント業者へ発注した場合と比較しますと、耐久性やプリントの出具合について、一定の限界があることは否めません。