オーガニックフェアトレードTシャツ　品番：t32

フェアトレードとは？

フェアトレードとは、発展途上国の人びとの就労・教育・日常生活の改善と自立を促すために考えられた貿易の仕組みのことです。
「フェア」は公正を、「トレード」は貿易を意味しています。
一般的なアパレル企業は、製品をできるだけ安くつくり、できるだけ高く売り、利益を上げることで企業体を維持発展させています。
フェアトレード商品は、こうした一連の流れよりも、発展途上国の就労・教育・日常生活、そして文化や環境をどのように持続的に守っていくのかを最優先に考えます。
つまり、発展途上国の生産者の生活の改善のために、子どもたちが学校にいくために、貧困から抜け出し人間らしい生活ができるために、生産者に配慮された商品ということになります。

オーガニックフェアトレードTシャツによって守られるもの

オーガニックコットン フェアトレードTシャツによって守られるものは、生産地の自然環境、生産者の健康的で文化的な生活、児童労働問題の解決など、たくさんあります。
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⇒ オーガニックフェアトレードTシャツによって守られるもの

オーガニックフェアトレードTシャツの生産工場

インド東部にあるタミル・ナードゥ州に生産拠点をもつフュージョンにて作成されています。

オーガニックフェアトレードTシャツのネームタグ

オーガニックフェアトレードTシャツには、ネームタグが付いていません。
通常ネームタグの付く首後ろの部分には、基本仕様として「People Tree」のブランド名がプリントされています。
オリジナルタグ等を付けることはできますが、ブランド名は消すことができませんので、予めご了承の程おねがいいたします。

１枚につき１００円が寄付されるTシャツ

オーガニックコットンフェアトレードTシャツでオリジナルTシャツをつくると、1枚に付き100円が寄付され、児童労働の問題が深刻なインドのコットン種子生産地で子どもの就学を徹底させる「ピース・インド プロジェクト」の活動に役立てられます。

「ピース・インド プロジェクト」の実施地域と活動内容

「ピース・インドプロジェクト」は、NGO団体ACEが運営するインドの児童労働問題に取り組むプロジェクトです。
プロジェクトの実施場所は、インド国内でコットンの種子栽培が最も盛んなテランガナ州ジョグランマ・ガドワル県。州都ハイデラバードから南に車で３時間程行ったところにあります。 この地域は、識字率が30％未満で最も教育が遅れており児童労働が問題となっている地域でもあります。 NGO団体ACEでは、2007年からインドにおける児童労働についての実態調査を始めました。その結果、次のことがわかったそうです。

調査の結果、コットン種子生産地での児童労働が多く、行政による対策が行われていないことが分かりました。 2010年から人口約2,000人、約450世帯のA村でピース・インド プロジェクトを開始しました。 住民のほとんどが農家で、土地なし農民や低カースト層などの貧困家庭が多く、女子やカーストへの差別が根強くありました。 コットン畑では、たくさんの子どもたちが長時間、安い賃金で働かされ、学校に通っていませんでした。 子どもたちの多くは、畑で使う農薬の影響で皮膚病や呼吸疾患などの病気に悩まされてました。 当時村には公立学校が1つしかなく、教室が5つ、政府から派遣された教員も2人しかいませんでした。 小学1～7年生までしかクラスがなく、トイレが壊れていて使われていないなど、教育環境が整っているとは言えません。 引用：NGO団体ACE「ピース・インドプロジェクト」より

こうした現状を踏まえ活動をスタートさせた「ピース・インドプロジェクト」。現在では、地域のNGO団体との連携を深め、以下のような活動を展開しています。

（１）児童労働に関する意識啓発

児童労働や教育に関する親や住民の意識向上を目的に、インドの各村を訪問し、文化プログラム、キャンペーン活動を行います。
また、住民ボランティアと共に「子ども権利保護フォーラム」を結成し、畑の見回り活動や児童労働家庭を訪問し学校へ通えるように親を説得する活動をしています。 子ども（義務教育年齢の6歳～14歳）の半数（206人）が児童労働に従事していたアンドラ・プラデーシュ州のとある村では、貧困から労働に従事していた全ての児童が学校に通えるようになり、現在では、住民自身の意思と行動で児童労働のない状態を維持する仕組みを継続できています。

（２）「ブリッジスクール」の運営

働いていたために学校に行けなかった子どもたちに向け、基礎学力を身につけるためのスクールを運営しています。通う子どもたちの負担を少しでも減らせるように給食や制服を無償で提供しています。

（３）女性の自立を支援

児童労働や児童婚を減らすために、将来自立できる女性を増やすプロジェクトを行っています。
基礎学力の習得をはじめ、縫製や刺繍といった伝統技術の習得支援など、職業訓練も行っています。

プロジェクトへの支援でできること

オーガニックフェアトレードTシャツを採用していただいた場合、1枚につき100円を「ピース・インドプロジェクト」に寄付させていただきます。 10枚で1,000円、16枚で1,600円、100枚で10,000円寄付され、現地では次のことが可能となります。

1,000円で
子ども一人の給食一か月分を支援できます。

1,600円で
子ども一人の制服２着（一年分）を支援することができます。

10,000円で
女性の職業訓練のためにミシン１台を買うことができます。

本製品でオリジナルTシャツをつくることで、ＳＤＧｓに貢献できます

SDGsの目標	オーガニックコットン フェアトレードTシャツが 貢献できる内容
	オーガニックコットン農家やTシャツ生産者の基本的な収入を保証し、不当な賃金カットから守ります。
	オーガニックコットンを栽培している畑では他の農産物の栽培も行うことが推奨されています。 有機栽培により土壌が健全化され、食の安全と飢餓の削減に繋がります。 また、オーガニックコットン農家やTシャツ生産者の基本的な収入を保証し、不当な賃金カットから守ります。
	有害な農薬や化学物質から、オーガニックコットン農家とその家族の健康を守ります。
	適正な価格での取引の推奨と、児童労働を禁止することで、子どもたちが元気に学校へ通うことを応援します。
	オーガニックコットンを扱っている農場・工場では、人種、信条、性別をはじめあらゆる差別を許しません。
	オーガニックコットンに関わる人は、清潔な水とトイレがある場所で働くことを奨励されています。
	オーガニックコットンを通し、人にも環境にも優しい持続可能なビジネスモデルを共に維持発展する業務に従事することは、関わる人々に働きがいを醸成し、より大きな市場の開拓に繋げることができます。
	オーガニックコットン栽培は有害な農薬や化学物質を使用せず、正しい知識と環境さえあれば、発展途上国でも実施できる栽培方法です。産業の基盤づくりへの貢献が期待できます。
	オーガニックコットンに関する職場では、人種・信条・性別等による雇用や待遇の差別を許しません。
	就労環境を健全化し、安定的に賃金が支払われるモデルの構築を通し、住み続けられるまちづくりに繋げます。
	消費者にオーガニックコットン商品を届けることで、サスティナビリティ及び自然と調和したライフスタイルについて考えるきっかけとなることが期待されます。
	オーガニックコットン農場はCO2の削減に繋がります。 また、オーガニックコットン工場は、空気や水など汚染物質の違法な排出や埋立を許しません。
	オーガニックコットン工場からの排水については、海の生物や水質環境に悪影響を与えることのないよう最大限の配慮をしています。
	オーガニックコットン栽培は土を汚さないため、生物の多様性を守ることに繋がります。
	オーガニックコットンをつくる場所では、暴力・体罰・不正行為を認めません。
	オーガニックコットンの生産プロセスや製品の供給を通して、世界中の人々が持続可能な世界の実現に貢献できることを目指しています。